需要が高まる災害医療ナース

地震や台風が多い我が国では、災害のリスクを常に抱えていいます。今後も、東海・東南海地方や首都圏などで大地震が起こり得ると予想されており、災害医療の需要は高まるでしょう。地震や台風など、さまざまな災害から人命を救うために必要とされているのが、災害医療です。災害医療では、看護師も重要な役割を果たします。被災したし人々を助けるために、災害支援ナースを希望する看護師が増えています。

しかし、災害支援ナースの地位は、まだまだ確立されていないのが現状です。災害支援ナースは看護協会に登録して派遣という形で、被災地に送り込まれます。しかしながら、個人的な活動として捉えられているため、看護師は本来の仕事を休んで、プライベートの活動として協力することになるでしょう。このため、責任の所在がはっきりしない点が課題となっています。

例えば、被災地での看護業務中に事故が起こった場合、勤務ではなくプライベートな活動とみなされるので、労災保険が支給されません。完全なボランティアなので、派遣手当などの報酬がないのです。万が一の事故やケガなどに備えて、自分で損害賠償保険に加入しておく必要があるでしょう。

それでも、災害支援ナースを希望する人は多くいます。特に、東日本大震災が起こってから、災害支援ナースの数は約4,800人から7,000人に増えました。地震のリスクが高い日本では、災害医療の需要が高く、その重要性は年々高まっています。看護師が果す役割も大きいため、専門看護師などの災害に強いナースを求める声は今後益々大きくなるでしょう。将来性のある職域といえます。